4月のエピソード

 高校1年の4月の今頃、私はまだ学校に行っていませんでした。入学式が近づいて来るにつれて合格した安心感よりも、受験直前に第一志望を変えて結局また行きたい高校には受からなかったことや、通っていた中学とは校風も何もかもが違うことへの不安から高校に行かずに大検を受けたいと思うようになって、入学式も欠席してしまいました。

 両親にもその気持ちを話してはいましたが、高校に行かない選択肢など容認できるものではなかったようで一度も賛成は得られませんでした。そんな中で、学校に行かない時間をそれまで行ったことのなかった居住地域の観光名所に行ってみたり、ただぼんやりと散歩に行ったりして過ごしていました。高校の教科書を自習してみたりもしていた記憶があります。

 それでも、他の友人達が高校から帰ってきたりバイトしているところを見かけたりすると少しづつ何だかこのままで良いんだろうか・・?と思うようになりました。担任の先生から何度か電話が掛かって来ていたのは知っていても出ないようにしていましたが、両親が私が高校に行かないのは心の病気だろうなどと言い出したのもあって、ある日の夕方掛かってきた電話で話をしてみました。

 偶然か必然かは分かりません。私の1年時の担任は金八先生のような人で校内でも有名な先生でした。電話に出た時の私は10代のやや反抗的な時期だったこともあり、かなり頑なな印象だっただろうと今は思いますが、一度学校においでよと粘り強く説得してくれました。

 行ってみたら意外と楽しいことも沢山あって、高校3年時にはもう少しこのままみんな一緒に居たいと思えたからこんなことが書けるんだとは分かっています。大検を受けて予備校に通った方が良い人生を歩めたかもしれないとも思う時もありますが、あの高校に通ってみてよかったなと今は思います。

英語について

 一つ前の記事で英語について書き忘れてしまいました。

 英語は最近小学校から授業が始まるようになって、私が中高生だった頃とは学習内容も変わってきてるはずと思うのですが主要5科目の中で一番苦手という人が多い反面、慣れてくると急速に成績の伸びる科目でもある気がします。

 私は中学で授業が始まってから、2年生の夏頃まで英語が一番苦手な科目でした。単語を覚えるのも、文法を理解するのも時間がかかる割に捗らず、夏休みに補習に通ったりもしました。それが、3年生の夏頃には得意科目になっていたのは自分で振り返っても驚くことです。

 英語の勉強が苦手な場合はまず音から入ると良いです。最近の単語帳には大抵例文の音源がついているので、マメに聴いて読みながら発音してみてください。教科書に準拠したCDや音源を聴きながらイントネーションまで真似して言ってみるのを繰り返しているうちに、自然と単語や構文が頭に入ります。ハリーポッターなど原書と英語での朗読テープがある本を買ってみたり、図書館で借りるのもいいと思います。

 好きな小説や漫画の原書や英語版を読んでみるのも良いです。

 

何から書けばいいのか

 受験について書きたい。というのが大きなテーマとしてあって、体験と簡単に準備するにはどうしたらいいか等を思いつくまま書いていこうと思います。

 四月の始めというと、新学年になって受験の準備を始める人も多いと思うので少しだけ教科別の勉強の仕方みたいなものを書いておきます。一般的に知られてることかもしれないけど一応。

国語:模試などで出てきた問題文の元の本を一度は読んでみる。
算数:授業で解いた問題と同じ単元の似た問題を準拠の問題集で一日二問ほど                               は解いておく。数学は授業前に予習をしておいた方がいい科目です。

理科:細かい名称を覚えることが多いので、資料集を参照しながら実験手順等を確認しておく。計算問題は数学と同じです。

社会:試験以外の学習時間は教科書・資料集・地図を調べながら問題集を解いていく。

3月末のこの頃になると

受験について何か書いてみたいな。と思いつつ書き出さないまま何日も過ぎて行っていたのですが、もうすぐ4月になってしまうので書いてみます。読む人がいるかどうかは分からないし、面白いかどうかも分かりませんが。

この時期になると新中1・新高1・新大学1年生になる人たちの中で、新生活が楽しみでわくわくしている人と毎日が味気ないような無気力感でいっぱいな人の気持ちの温度差みたいなものが有ることが気になります。

私は中高大学と受験していづれも第一志望には合格しなかったので、晴れ晴れとした気持ちで1年生の4月を迎える気持ちを味わったことの方がありません。だからか、今同じような状況にいる人がいたとして、当時の自分のように何だかやさぐれたような気持ちで新生活を迎えたり、入学式当日から欠席してしまったりしないといいなと勝手に思ってしまっています。

新1年生になる人が読むかも分からないけど、いじめに遭うとかいうことがない限りは新しい学校に通ってみて出来るだけそこに居る人達やカリキュラムの良いところを見つけてみてください。特に、中高一貫の学校から外部受験を希望して出てみたはいいけど校風が違いすぎて元の学校に戻りたいと思うかもしれない人は一学期を毎日ちゃんと通っていれば転入も考えられることがあるので。